灼熱の地
聖地を目指して私は旅を始める。
かつては緑に覆われていた聖地への道は、いまは岩石だけが果てしなく広がる灼熱の地になっている。
のどが渇く。
かろうじて点在しているオアシスをうまく渡り歩いていかなければ、この灼熱の地を脱出することはできないだろう。
次に何かを見つけることができるのはいつなのだろう。
ようやく元の感覚を取り戻し、体を動かせるようになった。
失われた時間を取り戻すため、私は再び鉄騎とともに行くことにした。
再度鉄騎に巡りあうためには、日出ずるところの聖地に赴かなければならない。
聖地への道は灼熱の地と化しており、熱風が吹き付ける中を行かねばならない。
それでも、私は行く。再び巡りあうために。